技術の伝承

2017年11月17日

秋も深まる中、先日私は思い切って長年行きたいと思っていた日光東照宮に行ってきました。今までなかなか機会に恵まれず、なんと44年ぶり小学校6年生の遠足以来の訪問となりました。朝8時に新宿駅を出発し東武日光駅に10時着。そこからバスを利用するのですが、なんと渋滞でバスはいつ到着するか分からないとの案内。バスは諦め40分ほど歩いて東照宮に到着しました。東照宮は平成25年から平成31年にかけ平成の大修理を行っており、今年3月には陽明門の修理が終りピッカピカになったばかりです。私はその絢爛豪華さに驚きました。まるで日本じゃないようです。きっと江戸時代の人々も普段の風景とは異次元の様相を呈している陽明門を見て驚いたに違いありません。まさに江戸時代のテーマパークです。(以前そのように表現するテレビ番組を見ました。)東照宮の一ノ鳥居を潜った左には五重塔があります。1650年(慶安3年)に建てられたものですが焼失し1815年(文化12年)に再建されたものが現在に残っています。解説を読むと耐震構造に「心柱」が使われているとありました。「心柱」とは塔の中心を貫く一本の柱をさします。この心柱は日本最古である法隆寺の五重塔でも使われており、東京スカイツリーの耐震構造もその発想を応用していることから「心柱制振」と名付けられています。法隆寺の五重塔は607年(推古15年)創建で東京スカイツリーは2012年(平成24年)竣工です。それぞれ工法は異なりますが、1400年以上もの歳月の間に脈々と技術が伝わり、それぞれの時代の建物に生かされていることに感動を覚えます。

ところで、技術の伝承といえば、先日ニュースで「現代の名工149人」が選出されたと聞きました。自動車用の鋳造部品製造、着付け帯結びの創作、京都の湯葉製造工などの方々です。この名工達の技術はそれを必要とする多くの人がいるからこそ名工と言われるのだと思います。私たち大和ライフウィズはまだ24年の歳月しかたっていません。でも素晴らしい人達がたくさん働いています。いつしかウィズも高い清掃品質と素晴らし企業風土を備え、多くの人に必要とされる現代の名企業になりたいものだと思います。

さて、東照宮見学ですが、お決まりの「三猿(見ざる、聞かざる、言わざる)」と「眠り猫」を見学しましたが、だんだん人が多くなり身動きが取れなくなってきたので早々に引き上げました。昼食にカレーを食べ、14時の特急に乗り日光を後にしました。

日光東照宮へ向かう道

 

 

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