紅葉狩り

2016年12月16日

昨年行けなかった紅葉狩りを今年は実行したいと思い、日帰りで箱根の強羅に行ってきました。9:30新宿発の小田急ロマンスカーに乗り箱根湯本駅に到着。そこから箱根登山鉄道に乗り換えようとしたら、なんと乗車まで30分待ちの長い行列。ここはディズニーランドかと思うほどの人の海。半分心が折れて家内に「帰ろうか」と言うと、気丈にも家内は「せっかくだから行きましょう」。家内に励まされて満員電車に乗り強羅駅に到着。ここも人の海。大涌谷方面に向かう箱根ケーブルカーは40分待ち。今日は紅葉のトップシーズンのようです。さて、まずは昼ごはんと思い近くの蕎麦屋に入りました。注文したのは「おしぼりせいろ」。辛み大根の絞り汁だけでそばを食べます。これが辛い。脳天に突き抜ける辛さがたまりません。実はこの蕎麦屋には何回か来たことがあり、今回もこの「おしぼりせいそ」を目指して来ました。期待を裏切られず満足の昼食でした。お腹も満たされたところでいよいよ紅葉狩りです。目的地は「箱根美術館」。ここの和風庭園はもみじの名所で、もみじの赤と苔の緑のコントラストが見事でした。人も一杯いましたが、来て良かった。紅葉を堪能したあとはちょっと温泉へ。「箱根美術館」の近くに「国民宿舎箱根太陽山荘」があります。ここの建物は昭和17年に建てられ登録有形文化財に指定されています。風呂は大涌谷温泉の源泉掛け流し。白濁の硫酸塩泉にほのかに硫黄の臭いが漂います。たまたま私が入った時は他に人がおらず温泉独り占め。広い木風呂にゆったり浸かり癒されました。風呂から上がると食堂で休憩。食堂には小春日和の暖かい日差しが降りそそぎ、BOSEのスピーカーから静かにビル・エヴァンスのピアノの曲が流れます。用意された冷たい氷水がほてった体をさましてくれ、いやぁ極楽極楽。この宿はなかなかのものです。居心地がとても良いのです。掃除も行き届いていてどこもかしこもピカピカです。エントランスも風呂の脱衣場も食堂も、家具やスリッパなど置物は、縦のものは縦にピシっと置いてあります。宿主のおもてなしの心が伝わってきます。国民宿舎なのに高級旅館に勝るとも劣りません。これで一泊二食付8,000円はお手頃です。清掃が行き届き、きれいであることは建物の価値を上げるのだなとつくづく思いました。14:38強羅駅発の電車に乗り今日の旅は終わり。ちょっと急ぎ足の感はありましたが満足できました。
みなさん、この記事を読む頃はそろそろ年末ですね。
今年も一年ありがとうございました。良い年をお迎えください。

おしぼりせいろ
箱根太陽山荘

 

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