雛祭り

2020年3月3日

今日は3月3日の雛祭りです。私の家族は男所帯なので雛祭りとは無縁ですが、街を歩くと店に飾られた華やかな雛飾りに思わず目が止まります。「娘がいたらなぁ」と思います。この雛祭りの由縁は、古代中国から伝わった「上巳の節句」(じょうしのせっく)が始まりだそうです。祓(はらえ)の道具としての人形(ひとがた)に、不浄を託して川や海に流して災厄を祓う風習だそうです。一方「ひひな遊び」という人形遊びがあり、「ひとがた」と「ひひな」が結びついて、娘の健康と幸せを願う現代の「お雛さま」が生まれたとのことです。

今、世の中は新型コロナウイルスの脅威にさらされています。みなさんも手洗いやうがいなどの予防を行っていると思います。目には見えないものですから、どこにウイルスがあるのか分かりません。感染者が増えているので、自分も感染してはいないかと不安になります。日々の報道に戦々恐々とします。でもひとりひとりが予防を心がけていれば、今年はインフルエンザの流行が抑えられたように、いずれ新型コロナウイルスも収束すると信じます。

さて、みなさんの周りには普段ほかにも脅威があることをご存じでしょうか?それはケガです。自宅や通勤途上、仕事中に発生するケガです。その大部分はつまづいての転倒です。いつもの慣れた場所での転倒が多いようです。ちょっとした段差につまづきます。段差がなくても転倒します。転倒すると骨折に結びつきます。骨折すると仕事を休まざるを得なくなります。ウィズでは毎年ケガで仕事を休む人がいます。昨年の発生率は日本での新型コロナウイルスの感染率の約2000倍も高いのです。ウイルスは目に見えないので脅威ですが、実は見えている段差も怖いのです。慣れや油断が怖いのです。みなさん、新型コロナウィルスへの予防を心がけるのと同様に、ケガをしないように注意することも心がけてください。

「お雛さま」にみなさんの健康をお願いします。

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もったいない

2020年2月21日

2050年には世界の人口が98憶人になると予想されています。その人達が食べていくには現在の2倍の食糧が必要なのだそうです。果たして地球は人間を支えることができるのか?心配です。一方で、現在世界で生産されている野菜や果物の45%、魚の35%が食卓に届く前に失われています。日本でも一年間に643万トン、一人当たり51kgの食品が廃棄されています。これを「食品ロス」といいます。便利で豊かになった分、無駄も増えているのです。食品だけではありません。様々な物がまだ使えるのに捨てられています。もったいないですね。江戸時代では、庶民の生活が経済的に豊かでなかった分、食べ物を大切にし、壊れたものは最後まで修理をして使い、様々なリサイクルも発達していました。

「とっかいべえ」金物リサイクル、「竹馬布売り」古着売り、「傘の古ぼね買い」、「古椀買い」、「鋳掛屋」鍋修理、「焼き継ぎ屋」せともの修理、「へっつい直し」かまど修理、「たが屋」桶修理、「でいでい屋」雪駄修理、「紙くず買い」、「灰買い」、「下肥買い」、などなど。そして最後は肥料か燃料となり、それでも使えないものがゴミとして捨てられました。

私も小さいころ、継ぎのあたったパッチワークのズボンを履いていましたし、雑巾は古い布の再利用でした。茶碗のごはんは最後の一粒まで食べなさいと母に言われていました。物を大切にしなさいと教わりました。

現代では江戸時代ほど物を使いきることは出来ていないと思います。しかし最近「食品ロス」を減らす活動が増えてきたようです。

スマホを使い、売れ残りの食品に悩む店と割安に手に入れたい消費者を結びつけ、本来捨てられていた食品を救うフードシェアアプリがあります。あるパン屋さんは捨てるはずだったパンを半年で2万個販売できたそうです。店舗で余った食料を子供食堂などに提供することで貧困家庭の子供を助ける活動も始まっています。「もったいない」を形にする。新たな取り組みが進めば私たちが日頃行っている「ゴミ出し」の量も減るはずです。「ゴミ出し」が軽減されればその分清掃に時間が使えピカピカになります。ゴミが減れば建物がきれいになる。「風が吹けば桶屋が儲かる」よりは直接的効果が期待できそうです。

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変わることで変わらずにいる

2020年1月7日

みなさん、正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。私は、家族と近所の神社にお参りをしながら年を越し、元日は実家に兄弟家族が揃い、屠蘇で乾杯し母の作ったあご出汁ブリの雑煮を食べることができました。毎年変わらぬ家族の行事です。「毎年変わらないのは幸せよね」と家内が言っていました。私もそう思います。ただ今年は少し例年と違っていました。我が家に次男のお嫁さんが増えたことです。3兄弟の男所帯に若い女性の笑い声が響くなんて・・・今までに無いことなので戸惑いを覚えました。いつも変わりのない家族だと思っていましたが、いつのまにか子供は大人になり、つまり私は年齢を重ね、少しずつ変わっていくものだと改めて思いました。いつか我が家に子供たちの家族が集い、家内の雑煮を食べる日が来るのだと。それも変わらぬ家族の風景なのだと思いました。変わっていくことで変わらずにいられるのだと思います。

振り返って私たちの仕事ですが、安定して仕事を続けられることがなによりだと思います。しかし安定し続ける為には、常に世の中の動き、お客様の気もちを敏感に捉え変化し続けることが必要です。流れる川の水面に水鳥がじっと止まっている、その水面下では足をバタバタさせているのと同じように動き続けなければなりません。時代の流れにそって主体的に動いているからこそ安定していられるのです。昨日と同じ仕事を今日も行いながら変わっていくのです。仕事に慣れて「私の仕事はここまで」と思った瞬間に時間の流れから取り残されていきます。今年は東京オリンピック開催の年です。この日のために必死に頑張ってきた選手たちの活躍にわくわくします。仕事にもわくわくしたいと思います。この一年もみなさんと一緒に新たな気持ちで少しでも変化のある仕事をしたいと思います。変わっていくことで安定したウィズの事業を営みたいと思います。今年もよろしくお願い致します。

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