仕事の流儀

2015年3月22日

NHKに「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組があります。
先日、「日本一の清掃員に密着」を見ました。
舞台は羽田空港。羽田空港は世界空港賞で「清潔1位」を受賞しました。その立役者を取材した番組です。以下番組のナレーション風に書きます。

主人公は新津春子(44才)。日本人の父と中国人の母をもつ中国生まれ日本人。現在は300人のメンバーの監督の一人で80種類もの洗剤を使い分ける、清掃の「職人」。中国に居る頃は日本人だから苛められ、日本に移り住んでからは中国人は帰れと苛められた。「私は何?」居場所がなかった。

17歳高校生の時から家計を助けるために清掃のアルバイトを始めた。

23歳の時羽田空港で働くことに。「自分にはこの仕事しかない。ならば究めてみよう。」と思い立つ。最初の上司は鈴木。厳しい上司だった。
どんなに頑張っても鈴木から認めては貰えなかった。新津は鈴木に認めてもらいたくてがむしゃらに頑張った。何年か経ち清掃の競技大会に出場することができた。新津には優勝する自信があった。だが叶わなかった。なぜ優勝できない?
「もっと心を込めなさい。」「心に余裕がなければいい掃除はできませんよ。」「余裕がないと相手に優しさがでないでしょ。」いつも鈴木に言われていた言葉。
自分は綺麗にしたい。でもこれは自己満足。新津は少し分かってきた。

空港の利用者は綺麗と思ってくれているか。
自分は邪魔にならない身のこなしが出来ているか。
目に見えないところまで気配りが出来ているか。
どこまでも利用する人の事を考え清掃と向き合おうと思った。
新津の流儀が変わった。「優しさで清掃する」。
心を込めないと綺麗にならない。どんな小さな汚れも絶対にゆるがせにはしない。

それから何年か経ち、また清掃の競技会に出場させて貰えた。新津は優勝し日本一になった。
そのことを鈴木に報告すると、「優勝することはわかっていましたよ。」生まれて初めて人に認められた瞬間だった。
新津は気が付いた。
心を込めて掃除をすると、利用者からご苦労様と声をかけて貰
えることに。
今は思う、清掃こそ「私の居場所」だと。

―終わり―

カッコいいですね!
さて、大和ライフネクストさんが毎月実施している理事アンケートの8月~11月の累計結果を見せてもらいました。
発注量の多い上位5社の中で大和ライフウィズがお客様満足度1位でした。昨年は中間くらいの順位でしたから大きな躍進です。
アンケートでのお客様からのコメントでは、お褒めの言葉が全体の73%、不満の言葉が27%と不満の言葉もまだまだありますが、多くのお褒めの言葉をいただいています。
その中でも「挨拶や笑顔が嬉しい」とのコメントが29%を占めています。
皆さんの日頃の頑張りと笑顔がお客様に届いているのだと思います。
ひとりひとりの力が合わさった結果です。ありがとうございます。
カッコいいです!

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