好意的と親しい関係は異なります

2016年10月16日

みなさんこんにちは
普段より私はみなさんに、お客様に対しては「明るく笑顔で挨拶」することをお願いしています。こちらから挨拶することでお客様も挨拶を返して下さいますし、コミュニケーションも生まれて良好な関係が築けるはずです。お客様は普段一生懸命に働いている私たちに好意的に接して下さいます。笑顔で、時には世間話を交えて・・・でもそれは、好意的なだけであって親しいわけではない・・・かもしれません。そこでみなさんにお願いです。普段笑顔で接していてもきちんとお客様との距離は保つように心がけてください。よろしくお願いします。
さて少し話を変えて物理的な「距離感」についてです。この距離に対する感覚は人によって異なります。私が学生のころ、エドワード・ホール著「かくれた次元」という本を読みました。人間の持つ距離感覚を空間設計に生かすことを書いた本です。
人間には「個体距離」という距離感覚があります。これは人間のもつ防御領域、つまり常に自分と他者との間を保っておきたい距離を指します。45cm~76cm位です。この距離内に家族や親しい人が入っても何も問題はありませんが、他人が入ってくると不快感や警戒感、恐怖感など様々な感情をおこすことになります。普通は身を引きます。
みなさんも「この人、話をする時顔が近いなぁ」こんな風に感じたことはありませんか?自分より近い個体距離を持つ人は、自分の個体距離の内側に入ってきますのでこのように感じます。逆に、自分ではその気がなくても相手に不快感を与えていることもあるわけです。バスを待つ時人はだいたい等間隔で並んでいます。これが「個体距離」です。
ちょっと人間観察してみてください。人によって「個体距離」が異なるのがわかります。面白いですよ。

かくれた次元

 

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